コモン・マロウ(2014.7.8)

アオイ科の宿根草です。和名をウスベニアオイと言います

5月、柔らかい茎がワサワサと茂りだし、緑の季節になりました。
株が育つと、径2cm位の太い幹が立ち始め、脇芽も盛んにつき始めます。
その脇芽や葉の付け根より、濃いピンク色の花が咲きはじめます。
地上部分は、放っておくと、幹が2m近く伸びるのですが、
根は、地中深く伸びず、少しの衝撃で幹が倒れたりしています。
大きく伸びた茎は、支えが必須です。
また、育ち過ぎた茎は、鋏で切り詰めて、ころあいの良い高さに抑えます

似ている草花にゼニアオイが有りますが、
ゼニアオイよりも マロウの葉の切れ込みが大きいのが特徴でしょうか。

香りは有りません。

花をドライにすると、紫色が濃くなります。
マロウの花びらには、アントシアニンが含まれています。
アントシアニンの性質として、溶液が酸性になると赤く、アルカリ性になると青に、
色が変化します。ですから、マロウをハーブティにすると、
入れたてが淡いブルーパープル、レモンを入れるとピンクに変わります。
その色合いの変化も楽しみの一つですね。

アントシアニンは、ポリフェノールの一種で、天然に存在する
有機化合物群の植物色素の総称のフラボノイド系に分類されます。
フラボノイドの人体に対する効果は、抜群ですね!!
マロウティも、日常に積極的に取り入れたら幸せになれるかもです。

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